167cmでもプロで戦える!日本ハム・山本拓実投手が教えてくれる「体格だけでは決まらない野球」
「野球選手は、身体が大きいほうが有利なのかな?」
野球を見ていると、そんな疑問を持つことがあります。
近年のプロ野球では、トレーニングや栄養、コンディショニングの進歩もあり、身体の大きな選手が数多く活躍しています。
特に投手を見ると、
-
身長180cm以上
-
体重80kg以上
-
長い手足
といった身体的特徴を持つ選手も珍しくありません。
そんなプロ野球の世界で、ひときわ興味深い存在がいます。
北海道日本ハムファイターズの山本拓実投手です。
山本投手の身長は、
167cm。
体重は、
84kg。
NPB公式プロフィールでも、身長167cm、体重84kgとされています。
2017年ドラフト6位で中日に入団し、2023年から北海道日本ハムファイターズでプレーしています。
167cm。
数字だけを見れば、プロ野球の投手としては小柄です。
しかし、その数字の後ろにあるキャリアを見ると、話は大きく変わります。
山本投手は高校時代に最速148km/hを記録。
プロ入り後も一軍で登板を重ね、2024年には36試合に登板して、防御率1.82、6勝0敗という成績を残しました。
さらに、2026年9月24日時点でのNPB通算成績は176試合登板、15勝9敗、2セーブ、12ホールド、237回1/3、190奪三振、防御率3.53。
ここまで来ると、山本投手を単に「小柄な投手」と呼ぶだけでは、その魅力を十分に表現できません。
本当に注目したいのは、
167cmという身体で、プロ野球の一軍で長く戦い続け、実際に結果を残していること。
今回は、山本拓実投手のキャリアを通して、「身体の大きさだけでは決まらない野球」について考えてみたいと思います。
山本拓実投手って、どんな選手?
山本拓実投手は兵庫県出身。
市立西宮高校から2017年ドラフト6位で中日に入団し、現在は北海道日本ハムファイターズでプレーしています。
NPB公式プロフィールによると、
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身長:167cm
-
体重:84kg
-
投打:右投右打
です。
高校時代には最速148km/hを記録。
そして2018年にプロ初登板を果たし、その後、一軍で登板を重ねてきました。
ここで、山本投手のキャリアを数字で見てみましょう。
2026年9月24日時点で、NPB通算176試合に登板。
通算成績は、
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15勝9敗
-
2セーブ
-
12ホールド
-
237回1/3
-
190奪三振
-
防御率3.53
です。
つまり、
「小柄な投手が一度プロになった」
という話ではありません。
176試合もの一軍公式戦に登板している。
複数年にわたってプロのマウンドに立ち続けている。
ここが重要です。
プロ野球は、プロ入りするだけでも非常に厳しい世界です。
さらに一軍で継続して登板するには、球速だけではなく、制球力、変化球、配球、フィールディング、コンディショニングなど、さまざまな能力が求められます。
山本投手は167cmという身体で、実際にその世界を戦い続けてきました。
①「167cm」という数字だけでは、投手の能力は分からない
山本投手を見るとき、最初に目に入るのが「167cm」という数字です。
確かに、投手としては小柄です。
しかし、
身長=野球の能力
と考えてしまうのは、少し単純すぎるのではないでしょうか。
投手のパフォーマンスには、
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球速
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球質
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制球力
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変化球
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投球フォーム
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タイミング
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身体の連動
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打者との駆け引き
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走者を背負った場面での対応
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守備力
-
コンディショニング
など、さまざまな要素が関係します。
もちろん、身長やリーチが投球に影響することはあります。
しかし、それだけですべてが決まるわけでもありません。
山本投手の場合、それを考えるうえで分かりやすいのが、実際の一軍成績です。
2024年には36試合に登板し、39回2/3を投げて30奪三振、防御率1.82、6勝0敗。
「小柄だからプロでは通用しない」
という単純な見方だけでは、こうした実績を説明できません。
② 2024年、防御率1.82という数字
山本投手について語るとき、球速だけではなく注目したい数字があります。
それが、
2024年の防御率1.82。
2024年の山本投手は、
-
36試合登板
-
39回2/3
-
30奪三振
-
防御率1.82
-
6勝0敗
という成績を残しました。
防御率は、投手がどれだけ失点を抑えたかを見るための代表的な指標です。
もちろん、救援投手の防御率や勝敗は、先発投手とまったく同じ意味で比較するものではありません。
それでも、
一軍の公式戦で、実際に打者を抑えていた。
という事実は、この数字から読み取ることができます。
「小柄だけど頑張っている」という話ではありません。
プロ野球の一軍で、実際に結果を残していた。
ここが山本投手を見るうえで大切なポイントです。
③ 「176試合登板」が示すもの
もう一つ、非常に重要な数字があります。
それが、
通算176試合登板。
です。
2026年9月24日時点で、山本投手はNPB一軍で通算176試合に登板しています。
これは、
「一度だけ活躍した」
というキャリアではありません。
2018年にプロ初登板。
2019年には9試合に登板し、45回1/3を投げて防御率2.98。
2022年には30試合に登板。
そして2023年、中日から北海道日本ハムへ移籍すると、26試合で防御率1.50。
2024年には36試合で防御率1.82。
2025年も27試合に登板し、30奪三振を記録しています。
つまり山本投手は、
「167cmでもプロになれる」
という段階を、すでに超えています。
より正確に言えば、
「167cmという身体で、プロ野球一軍で複数年にわたって登板し続けている」
のです。
これは、数字を見ればはっきり分かります。
④ 2023年、日本ハム移籍後の防御率は1.50
山本投手のキャリアで、特に興味深いのが2023年です。
中日から北海道日本ハムへ移籍した山本投手は、2023年に26試合へ登板。
24回を投げ、
防御率1.50、19奪三振
という成績を残しました。
24イニングで防御率1.50。
これは、「小柄だから頑張っている」という話ではありません。
実際の一軍公式戦で、投手として結果を残していたということです。
そして翌2024年にも、
36試合、防御率1.82、6勝0敗。
と、一軍で存在感を示しました。
2023年から2024年にかけて、北海道日本ハムの一軍で継続して登板したことも重要です。
⑤ 2025年も27試合・30奪三振
2025年の山本投手は、
-
27試合
-
25回2/3
-
30奪三振
-
防御率3.51
という成績でした。
ここで注目したいのが、
25回2/3で30奪三振。
という数字です。
単純計算すると、9イニング換算では約10.5奪三振。
もちろん、救援投手として短いイニングを投げた数字なので、先発投手の奪三振率と単純比較するべきではありません。
それでも、
「小柄な投手=球威がない」
と決めつけることが、必ずしも正確ではないことは分かります。
山本投手は、167cmという身長だけでは測れない投球能力を持った投手なのです。
⑥ 「167cm・84kg」という身体にも注目したい
現在のNPB公式プロフィールでは、
167cm・84kg。
身長だけを見ると小柄ですが、体重は84kgあります。
単純にBMIを計算すると約30.1になります。
ただし、ここでBMIだけを使ってアスリートの身体を評価するのは適切ではありません。
BMIは筋肉量や体脂肪率、骨格などを考慮しないからです。
むしろここで注目したいのは、
「小柄=身体が細い」というわけではない
ということです。
167cmという身長に対して84kgという体格。
その身体から、プロ野球のマウンドで投球を生み出しています。
だからこそ、山本投手を単純に「小さい選手」と表現するだけでは、その身体的特徴を十分に捉えられません。
⑦ 高校時代から最速148km/h
山本投手のキャリアは、プロ入りしてから突然始まったものではありません。
市立西宮高校時代には、最速148km/hを記録しています。
167cmの身体から148km/hの速球を投げ、2017年ドラフト6位で中日に指名されました。
そしてプロ入り後も一軍登板を重ねています。
高校時代の148km/h。
そこからプロの世界へ進み、一軍で176試合登板、通算190奪三振。
このキャリアを見ると、
「小柄なのに速い」
という一言だけでは表現しきれません。
むしろ、
「小柄な身体から、プロで勝負できる投球を生み出し、それを長期間維持してきた」
というところに、山本投手の面白さがあります。
⑧ 「身体が小さい」は、本当に弱点だけなのか?
ここで考えてみたいことがあります。
身体的な特徴は、本当に弱点だけなのでしょうか?
もちろん、身体の大きさはスポーツに影響します。
投手にとって身長やリーチが投球に影響する可能性もあります。
だから、
「身長なんて関係ない」
と言い切るのも正確ではありません。
大切なのは、
身体的な特徴には、メリットとデメリットの両方がある
と考えることではないでしょうか。
山本投手は高校時代から、自身の体格を踏まえた「小さいからこそできること」という考え方を語っています。
これは、野球少年・少女にとっても大切な視点だと思います。
「身長が低い」という事実そのものを、すぐに変えることはできません。
だからこそ、
「この身体で何ができるのか?」
を考えてみる。
そこには、自分だけの強みを見つけるヒントがあるのかもしれません。
⑨ 山本投手が教えてくれるのは「身長」ではなく「身体の使い方」
私は小学1年生から高校生まで野球を続け、体育大学を卒業後、体育教師として学校現場にも携わってきました。
現在も草野球を楽しんでいます。
だからこそ、山本投手を見ると、
「167cmなのにすごい」
だけでは終わらせたくありません。
私が注目したいのは、
「167cmの身体を、どう使っているのか?」
という部分です。
投球では、
-
下半身からどのように力を生み出すのか
-
体幹をどう使うのか
-
身体の回転をどうボールへ伝えるのか
-
リリースまでのタイミングをどう作るのか
-
腕をどのように振るのか
-
制球をどう安定させるのか
など、さまざまな要素があります。
もちろん、映像を見ただけで選手の身体の使い方をすべて断定することはできません。
だからこそ、
「身長が何cmだから球が速い」
という見方ではなく、
「その身体から、どうやってプロレベルの球を生み出しているのか?」
という視点で投球を見ると、野球はさらに面白くなります。
⑩ 「小柄なのにプロ」ではなく「小柄でもプロで結果を残している」
ここが、この記事で一番伝えたいところです。
山本投手を、
「小柄なのにプロになった選手」
とだけ紹介すると、少し違うように感じます。
なぜなら、山本投手はすでに「プロ入りしただけ」の選手ではないからです。
2026年9月24日時点で、
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通算176試合登板
-
237回1/3
-
190奪三振
-
15勝
-
12ホールド
-
2セーブ
という記録を残しています。
さらに日本ハム移籍後には、
-
2023年:防御率1.50
-
2024年:防御率1.82、6勝0敗
-
2025年:30奪三振
という成績を残しました。
だから山本投手の凄さを表現するなら、
「167cmなのにプロになった」
ではなく、
「167cm・84kgという身体で、プロ野球一軍176試合に登板し、通算190奪三振を記録している」
と表現したほうが、はるかに具体的です。
数字には説得力があります。
小柄な野球少年・少女に伝えたいこと
もしこの記事を読んでいる野球少年や野球少女の中に、
「自分は身体が小さい」
と悩んでいる人がいたら、山本拓実投手の存在を知ってほしいと思います。
もちろん、
「山本投手と同じようになれる」
という意味ではありません。
身体の成長には個人差があります。
選手によって向いているポジションも、プレースタイルも違います。
そして、身長や体格がスポーツに影響することも事実です。
だから、
「身体が小さくても絶対に不利ではない」
という単純な話にする必要もありません。
伝えたいのは、
「身体が小さいから、最初から可能性がない」と決めつけなくていい。
ということです。
山本投手のキャリアは、その一つの実例です。
167cm。
84kg。
通算176試合登板。
190奪三振。
2024年は36試合で防御率1.82、6勝0敗。
2025年は25回2/3で30奪三振。
これが、実際のプロ野球で残してきた数字です。
「大きい身体」だけが正解ではない
もちろん、
「野球選手は身体を大きくしなくていい」
という話ではありません。
筋力トレーニング、栄養、睡眠、コンディショニング。
成長期の選手にとって、身体を適切に成長させ、競技力を高めていくことは大切です。
ただし、
「身体を大きくすることだけが、野球が上手くなる方法ではない」
ということも大切です。
自分の身体的特徴を理解する。
自分の長所を知る。
苦手な部分を工夫する。
技術を磨く。
自分に合ったプレースタイルを作る。
そして、自分の身体を最大限に使えるようになる。
山本拓実投手のキャリアは、その一つの実例です。
まとめ|167cmという数字の先にあるもの
山本拓実投手の身長は167cm。
体重は84kg。
2017年ドラフト6位でプロ入りし、2026年9月24日時点でNPB一軍通算176試合に登板しています。
通算成績は、
15勝9敗
2セーブ
12ホールド
237回1/3
190奪三振
防御率3.53
です。
さらに日本ハム移籍後には、
2023年:防御率1.50
2024年:36試合、防御率1.82、6勝0敗、30奪三振
2025年:27試合、25回2/3、30奪三振
という数字を残しています。
この数字を見れば、
「身体が小さいからプロでは無理」
と、身長だけで可能性を決めつけることが適切ではないことが分かります。
もちろん、身体の大きさがスポーツに影響することはあります。
だからこそ、
「身体が大きいか、小さいか」だけで選手の可能性を決めない。
これが、山本投手のキャリアから考えられる大切なことではないでしょうか。
167cm。
この数字だけを見れば、小柄です。
でも、その167cmの身体で、
プロ野球一軍176試合。
通算190奪三振。
2024年防御率1.82。
6勝0敗。
という数字を残している。
これが山本拓実投手です。
だから、小柄な野球少年・少女に伝えたい。
「自分は身体が小さい」
と思ったときに、
「だから無理」
で終わらせないでほしい。
まず、
「この身体で、自分は何ができるだろう?」
と考えてみる。
球速を伸ばす。
制球力を磨く。
変化球を覚える。
守備力を高める。
走力を磨く。
身体の使い方を学ぶ。
自分に合った武器を見つける。
そうやって、一つずつ積み重ねていけばいい。
山本拓実投手の167cmという数字は、
「小柄でも絶対に不利ではない」
ということを証明する数字ではありません。
しかし、
「身長という一つの数字だけで、野球選手の可能性を決めることはできない」
と考えるには、非常に分かりやすい実例です。
野球選手に必要なのは、
「誰よりも大きな身体」
だけではありません。
自分の身体を知り、自分の身体でできることを追求すること。
山本拓実投手の投球を見ると、そんな野球の面白さを改めて感じます。
「身体が小さいから無理」
と決めつける前に、
「この身体だからこそ、何ができる?」
と考えてみる。
そこから、自分だけの野球が始まるのかもしれません。
野球って、やっぱり面白いですよ。


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