さあ!甲子園もベスト8の高校が出そろいましたね。
どこが優勝するのか見逃せない試合、アツい感動場面もたくさん!!!
ですが、ここらでちょっと
甲子園の歴史を振り返り、未だ甲子園未制覇という都道府県について見ていきたいと思います。
今年は2025年、第107回の甲子園なんです。
未制覇県を知ることで、ちょっと違う角度から
甲子園を楽しむことができると思います♪
甲子園優勝を果たしていないのは12県…!
2024年時点で、47都道府県のうち12県が
あと一歩のところで優勝を逃しています。
都道府県 | 高校名 | 実績・特徴 | |
1 | 青森 | 光星学院(現:八戸学院光星) | 夏の甲子園準優勝3回(2011~2013)連続、全国レベルの 打撃力。選手は主に関西からの野球留学生。 |
2 | 秋田 | 金足農業 | 2018年夏準優勝。地元出身選手のみで快進撃。 吉田輝星がエース。 |
3 | 岩手 | 花巻東 | 菊池雄星・大谷翔平の母校。甲子園ベスト4の経験もあり、 常連校。 |
4 | 福島 | 聖光学院 | 夏の甲子園に連続出場の常連(13年連続出場記録あり)。 全国でも屈指の安定感。 |
5 | 山形 | 日大山形 | 過去にベスト8進出。県内随一の実績と歴史。 |
6 | 新潟 | 日本文理 | 2009年夏の準優勝校。打撃力の高いチームで一時代を築く。 |
7 | 富山 | 高岡商業 | 甲子園常連。2019年には夏の甲子園でベスト8。 |
8 | 石川 | 星稜 | 松井秀喜の母校。1995年・2019年に準優勝。全国レベルの実力校。 |
9 | 滋賀 | 近江 | ベスト4複数回。2022年センバツ準優勝。守備力とチーム力が高く、優勝に最も近い県とも。 |
10 | 鳥取 | 鳥取城北/米子松蔭 など | 甲子園では苦戦も、鳥取城北はプロ輩出校(田口麗斗など)。 |
11 | 島根 | 開星、立正大淞南、益田東など | 全国ではインパクトが薄いが、県内ではしのぎを削る。 まだ決勝進出なし。 |
12 | 宮崎 | 日章学園、延岡学園、宮崎日大 | 九州大会上位常連。甲子園でも複数勝ちが狙える実力校あり。 |
なんだか、石川県や滋賀県、宮崎県は意外で
優勝してないの!?と思うくらいに常連校がありますよね。
野球が強い都道府県の、大まかな特徴
1.人口が多い(=競争が激しい)
- 例:大阪、神奈川、愛知、東京、福岡
- 人口が多い → 野球人口が多い → 選手層が厚く、全国レベルの強豪校が生まれやすい。
- 特に大阪は履正社、近江、大阪桐蔭など強豪校が多数。
2.私立の野球強豪校が集中している
- 例:大阪桐蔭(大阪)、仙台育英(宮城)、東海大相模(神奈川)
- 強豪校が全国から有望選手を「野球留学」として集める。
- 指導者・施設・練習量の質が高い私立は圧倒的に有利。
3.中学野球・少年野球のレベルが高い
- 例:静岡、愛知、東京など
- 中学生の時点で全国大会常連のクラブチームが多い。
- 良い育成環境があることで、高校でも活躍する選手が育ちやすい。
4.部活動に力を入れている文化
- 例:鹿児島、広島、福井など地方でも強い県あり
- 地方でも伝統的に「野球は強くあれ」という気風があると強豪が生まれやすい。
- 福井の敦賀気比などが好例。
野球がやや弱い都道府県の、大まかな特徴
1.人口が少ない(=選手層が薄い)
- 例:鳥取、島根、山形など
- 学校数も少なく、練習相手や競争相手が限られるため、実力向上にハンデがある。
2.強豪私立が少ない or ほとんどない
- 公立中心であるため、スカウト・育成・設備の面で私立に劣ることも。
- 野球が好きでも、進学や就職を優先して部活を続けないケースもある。
3.野球以外のスポーツが人気
- 例:北海道 → スキー、秋田 → バスケ、長野 → 冬季スポーツ
- 野球が第一選択でない地域は、どうしても選手が他競技に分散しやすい。
他:初戦の相手が強豪ぞろいの鳥取県
過去10大会(夏)の初戦対戦校(2025~2015)
全国的にも名門の強豪と初戦から当たることが多いのが鳥取県勢の特徴です。
- 2025年:仙台育英(宮城)
- 2024年:明徳義塾(高知)
- 2023年:履正社(大阪)
- 2022年:仙台育英(宮城)
- 2021年:日大山形(山形)
- 2019年:智弁和歌山(和歌山)
- 2018年:龍谷大平安(京都)
- 2017年:大阪桐蔭(大阪)
- 2016年:明徳義塾(高知)
- 2015年:鶴岡東(山形)
もうなんか、ちょっと気の毒になるくらい
誰もが知る強豪校!
でも、だからこそ、来年はどこかな?と違った角度からのドキドキが
楽しめるかもしれませんね。
まとめ
甲子園優勝したことがない県は12県。
青森県、岩手県、秋田県、山形県、福島県、新潟県、富山県、石川県
滋賀県、鳥取県、島根県、宮崎県
この中で、決勝まで進めなかったのが山形県、富山県、島根県の3県です。
宮崎県はプロ野球のキャンプ地だったりするので
ビックリですね。
そして、野球の強い/弱い都道府県の特徴は
項目 | 強い県に多い特徴 | 弱い県に見られる特徴 |
人口 | 多い | 少ない |
強豪校 | 私立の全国区の強豪がある | 公立中心、強豪校が少ない |
野球文化・歴史 | 強豪OB多数、プロ輩出、伝統あり | 他競技が人気、または歴史が浅い |
中学・少年野球 | 全国レベルのチーム多数 | 少年野球のレベルが発展途上 |
このため、野球留学が鍵になっている地域もあります。
あと一歩で優勝を逃していても、準優勝を経験していたり
ベスト4・ベスト8まで勝ち上がれる強豪校(常連校)はあるんですね。
今年も残すところあとわずか。
選手の皆さんの健闘を祈ります!!!
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