前回、野球選手の体格についてお話をしましたが
今回はその体格で、小柄な選手でも凄いんだぞ!という一押し選手を紹介します☆
その選手とは、
日本ハムファイターズ 山本拓実投手です!!
山本拓実投手のデータベース
身長 167㎝
体重 80㎏
低いリリースポイントから浮き上がって見えるストレートが武器。
最速は高校時代に148km/h
プロ入り後は156km/h
小柄なのに凄い、5つのポイント
① 体格を感じさせない投球フォームと球威
- プロ投手としては170cmほどの身長は「かなり小柄」に分類されますが、それを感じさせない フォームの完成度が特徴。
- 下半身主導のしなやかな投球フォームから、最速156kmのストレートを投げ込める。
- リリースポイントが安定しており、球のキレと回転数が高く、球速以上に“ノビて見える”タイプです。
② 球持ちの良さと腕の振りの鋭さ
- 小柄な選手が球威を出すには工夫が必要ですが、山本は「球持ちが非常によく、打者の近くでボールが出てくる」と評価されています。
- 腕の振りが速く、フォームの中での無駄が少ないため、バッターからすると球が「ピュッ」と出てきて反応しにくい。
③ 小柄ゆえの低めの角度と目線の変化
- 長身投手と違ってリリース位置がやや低めになるため、打者から見るといつもと違う角度からボールが来る。
- 特にスライダーやチェンジアップなどの低めに沈む球が映え、打者のタイミングを外しやすい。
④ 身体の使い方と下半身の粘り
- 身長が低いぶん、大柄な投手と同じ球威を出すには、全身を最大限に使ったフォームが必要。
- 山本は下半身をしっかり使った「ため」のある動きができており、これが球のキレと安定感につながっている。
⑤ 「小さくても通用する」という希望の象徴
- 小柄な投手はプロ入り前から「球が通用しない」「体格的に不利」と言われがちですが、彼はそれを努力と技術で覆した存在。
- 身体能力だけに頼らない、技術・頭脳・工夫の詰まった投球で勝負しているところが、多くの野球ファンや若手選手にとって「憧れ」になっています。
まとめ
身長167㎝と小柄な体格。
通常であれば小柄な体格は不利と考えられ短所に思われるが、長身の投手では投げられない投球ができるという長所でもある。
短所を長所に引き上げられたのは、身体の使い方が上手だったから。
下半身の粘りがあるため、”ため”のある動きができる。
努力、技術、頭脳、工夫で小柄でもプロ野球選手として活躍できるという希望を与えている。
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