年末の戦力外通告。
厳しい現実、プロフェッショナルとしていつかは必ず訪れる日。
選手だけでなく、伝える側も辛いんですって。
その表舞台と裏舞台について、覗いてみました。
はじまり:戦力外通告へのカウントダウン
シーズンが始まって、3か月ほど経過した頃(甲子園の予選が始まるくらい)から
どの選手が戦力外通告の対象になるか、話し合いが始まっています。
結構早い段階からカウントダウンは始まっているんですね。
選手契約は2月1日~11月30日と決まっているので、
契約終了1か月前の、10月30日までには言い渡されます。
”球団”としての、短期・中長期的な意思決定をしなければならないんですね。
1軍2軍3軍、育成含め、球団(70人)の人数編成をするとなると、
ドラフトで入ってくる選手がいれば、出て行ってもらわないといけない選手もいる。
それが所謂、戦力外通告というわけですね。
判断理由
もう1年頑張れる選手なのか < 球団として面倒を見られるのか?
これまでの成績だけでなく、
①選手の年齢
②起用年数
③ポジション
この3つのバランスを考慮・評価されます。
ただし、ドラフトも確実なものではないので流動的になり
戦力外通告の候補だった選手が、戦力外から外れて
ラッキーなことに、そこからブレイクした選手もいるわけです!!
戦力外通告、誰がどうやって伝える!?
ユニフォームを着ている現場、と、編成舞台のフロントがいます。
現場は選手や監督・コーチのことです。
フロントとは、毎年、球団の計画を立てて、その進捗を管理して修正して、再び実行に移す編成舞台で
記録や管理監督もします。
フロントの中には、ファーム(2軍)の責任者もいて、その方への確認もあります。
”戦力外通告”とは、1人の野球選手の、その野球人生の終了を言い渡すものです。
シビアかつセンシティブなものですので、現場の人間が言うことはありません。
そして、戦力外通告の理由も言われません。
色々と突き詰めても仕方のないことなので、総合的な判断として
結果だけを伝えられます。
戦力外通告された、選手の気持ち・反応
「なんで自分が…!」と思う選手も中にはいますが
「ああ、やっぱりな…」と、なんとなく勘づいている選手が多いです。
まあそりゃあ、自身の成績(数字)は嘘をつきませんからね。
(今年ヤバいな…)と薄々分かっているでしょう。
昔に比べて優しい、戦力外通告の後:セカンドキャリア
今は、戦力外通告する際に、セカンドキャリアを打進するケースがあります。
育成契約への切り替えは多いです。
また、親会社やグループ会社で働く人も多いです。
他にも、昔は野球しかやってこなかったという視点で評価されていましたが
今では一つのことを継続してやってきたという継続する力を評価する一般企業も
増えてきています。
時代の流れは、とても良い方向に変わっているんですね。

コメント