二刀流復帰した大谷選手のホームランも50本超え!
なんて偉業を残すんだろう、いつも。
凄いですね。
ただ、ホームランと一言に言っても、ちゃんと理解できていますか?
その凄さ。
野球のボールもさほど大きくないし
バットも細長いし
あんな速度で、自分の方に向かってくる球体を
どうして打てるんでしょう…!?
今回はそんな、ホームランについてのお話です。
ホームランの定義
ホームランとは、バッターが打ったボールが守備側に捕られず、フェンスの外に出て得点になる打撃のことです。
通常はバッターと塁上の全ランナーがホームベースに戻り、得点になります。
1.フェアな打球であること
打たれたボールがフェア地域(フェアゾーン)でなければなりません。
2.インフライト(地面に落ちる前)で外野フェンスを越えること
打球が地面に触れることなく、外野フェンスを越えてプレイングフィールドの外(観客席など)に入る必要があります。
ただし、野手のグラブなどに触れた後にスタンドに入るようなケースも、本塁打と判定されることがあります。
3.走者が正規の走塁で本塁まで戻ること
打者(打者走者)が、一塁 → 二塁 → 三塁 → 本塁の順に、適法なルートを踏んで、守備側の失策や妨害などがなければ、本塁に到達して得点されます。
4.エラー(守備側の失策)が絡まないこと
もし守備側のエラーやミスによって打者や走者が本塁に帰った場合、それはホームランとは記録されず、通常は「三塁打+進塁」や「進塁+得点」として扱われます。
ホームランは、この4点の条件を満たす打撃結果となります。
ホームランが凄いとされる理由
1.一振りで得点できる
- 野球は基本的に「塁を進んで得点する」スポーツですが、ホームランはバッター一人の力で即得点に結びつきます。
- しかも、ランナーがいれば複数点が一気に入る(2ラン、3ラン、満塁ホームランなど)。
2.技術・パワー・タイミングの結晶
- ホームランはただの強打ではなく、正確なスイング軌道、パワー、タイミング、ボールのコースの読みなど、複数の高度な要素が揃って初めて実現します。
- 特にプロのピッチャーが投げる150km/h以上の球を打ち返すのは至難の業。
3.試合の流れを変えるインパクト
- チームに勢いを与える。
- 観客の盛り上がりが最高潮になる。
- ピッチャーや守備側のメンタルにダメージを与える。
4.スタジアムの物理的な「壁」を越える
- 単純に「ボールをフェンスの外に飛ばす」=「物理的限界を超える」プレーであり、見た目にも派手で感動的。
5.記録としての価値
- ホームランは個人記録としても非常に重要。
- 例:王貞治(868本)、大谷翔平(MLBで2桁HR&2桁勝利)など。
- シーズン本塁打王、通算記録など、栄誉につながる。
ホームランが出た瞬間は、スタジアム全体が湧き上がり、選手・観客・チームが一体になるような「特別な時間」が生まれます。
まさに野球の醍醐味の一つと言えます。
ホームランを打つためのポイント
1.打球角度を意識する(理想は25〜35度)
- ゴロ(低い打球)だと絶対にホームランになりません。
- ホームランになりやすいのは「角度25〜35度前後」のフライ。
- 意識的にボールの下側をとらえることで、自然と角度がつきやすくなります。
☆コツ:「レベルスイング(平行なスイング)」よりも、アッパースイング気味に振ること。
2.芯で打つ(スイートスポットに当てる)
- 少しでも芯を外すと、飛距離は一気に落ちます。
- バットのスイートスポット(真ん中の少し先端寄り)でとらえるのが理想。
- 強く振るよりも、正確に当てることを優先しましょう。
☆コツ:「振り抜く」よりも「当てて飛ばす」意識が大事。
3.体全体を使ってスイングする
- 腕の力だけで打つのではなく、下半身・体幹・肩・腕を連動させる。
- 特に、腰の回転とステップ(踏み込み)が飛距離に大きく影響します。
☆コツ:「腰を回して打つ」「おへそをピッチャーに向ける」感覚で回転する。
4.タイミングを合わせる
- パワーがあっても、タイミングがずれると打球は飛びません。
- ボールを「前でとらえる」ことがホームランの基本。
☆コツ:早すぎず遅すぎず、ちょうど「バットが一番速く動いてる場所」で当てる。
5.強いバックスピンをかける
- バックスピンがかかると、打球が空気を受けて「浮いて伸びる」ようになります。
- 下からすくうようなスイングが、適度なバックスピンにつながります。
☆コツ:バットの下から上に向けて、少しすくい上げるようなスイングを意識。
まとめ
ホームランとは、守備陣に捕られずフェンス外に出て得点になる打撃結果です。
ホームランは、「一撃で試合を動かす、技術と力と戦略の結晶」!
だからこそ、野球において特別であり、凄いのです。
ホームランを打つためには…
「角度 × 芯 × タイミング × 体の使い方」= ホームラン!
力任せではなく、「理にかなったスイング」が一番の近道です。
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