【雑学】（米）マイナーリーグ ≒ 日本の「二軍」「三軍」＋「育成制度」なんです！

先月、前田健太投手がタイガースから戦力外通告を受け

その後、カブスとマイナー契約を結びました。

この、メジャーリーグのマイナーって、日本プロ野球でいうところの

どの組織に値するんだろう？？と浮上した疑問。

今回は、アメリカのマイナーリーグと日本プロ野球の、組織の比較をしていこうと思います。

そもそも、マイナーリーグって何！？

メジャーリーグの「マイナー」とは、正式には「マイナーリーグ（Minor League Baseball）」を指します。

そして、アメリカのプロ野球の階層構造の中で、メジャーリーグ（MLB）より下位に位置する育成・下部リーグのことをマイナーリーグと言います。

 ＜マイナーリーグの目的＞

1. 選手育成：若手選手やMLBに昇格する前の選手がプレーし、経験を積む場。
2. リハビリ出場：怪我から復帰する選手が、試合勘を取り戻すために出場する場合もある。
3. 控え選手の調整：メジャーに空きが出た時の候補者として、準備しておく。

＜主な階層（2021年以降の整理後）＞

マイナーリーグは複数の”レベル”に分かれています：

※「AAA」や「AA」は、球団の補強や選手の調整に使われることが多い。

MLBの各球団は、マイナーリーグの複数のチームと提携していて、「○○球団の傘下」と呼ばれます。

ロサンゼルス・エンゼルス（MLB）を例に挙げると、

AAA：ソルトレイク・ビーズ

AA：ロケットシティ・トラッシュパンダズ　 などです。

（米）マイナーリーグと日本プロ野球の、組織や制度を比較。

マイナーリーグは、アメリカにおけるプロ野球の「育成・下部組織」で、日本でいえば以下のような組織や制度が対応する形になっています。

＜マイナーリーグ ≒ 日本の「二軍」「三軍」＋「育成制度」＞

＜主な違い＞

たとえば…

• MLBの「AAA」でプレーしている選手は、日本では「二軍で調整中の一軍レベルの選手」とほぼ同じ扱い。
• MLBの「ルーキーリーグ」は、日本でいうと「三軍の試合」や「育成選手が実戦経験を積む場」に近い。

日本プロ野球で（米）マイナーリーグに近い組織は、ソフトバンクホークスだった。

ソフトバンクホークスは、四軍制（2023年～）＋育成選手制度を整えていて、マイナーリーグにかなり近い仕組みを持っています。

ちなみに、3軍制を導入しているのは…

読売ジャイアンツ（巨人）

広島東洋カープ

埼玉西武ライオンズ

オリックス・バファローズ

の、4球団です！

福岡ソフトバンクホークスはさらに4軍まであることを考えると

若手選手の育成に注力していることがよく分かりますね！！

まとめ

マイナーリーグ＝「NPBの二軍・三軍・育成制度」を足したようなものです。

マイナーリーグは、育成・調整・再起・実戦経験の場として機能していて、メジャーリーグへの昇格を目指す大切なステップです。

メジャーリーグは複数のマイナーリーグと提携しています。

このため日本人メジャーリーガーでも、調整や復帰時には一時的にマイナーリーグでプレーすることがあったり、MLBに挑戦する日本人選手が、最初にマイナー契約からスタートするケースもあります。

もう一度、この表をおさらいして終わりにしましょう♪